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平成26年9月1日(月)

船 落とし込みサビキ仕掛け 手作り講座

“落とし込みシーズン イン!!”と、宣告したいのに、台風に長雨が邪魔して困ります。
(@_@;)

昨年は、小物的な観点から“落とし込みのHow To”をお話ししました。

今年は、仕掛けを作ってみたい方に、既にされている方は再認識に、“自作派応援!!”を行います。

今回は、オーソドックスですが、8の字結びのサビキの作り方!!を説明します。

○準備するもの

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・針

多種ございます。 絶対にコレ!!はありません!!お好みでも大丈夫です。
最近は“素針”でOKもあります。
キーワードは、強度と餌付きですね

・フラッシャー

以前はスカートタイプがありましたが、現在はスプールタイプが主流。
後程の説明もスプールタイプで行います。
色的には、ケイムラが圧倒的に主流ですが、違う色や、ラメ糸混ぜたりの工夫をするのも一手!!。

・ハリス

フロロカーボンの12号~

主流は、14号ハリス
強さは勿論ですが、色具合を見極めるのも楽しみ
又、市販に無い規格号数を作るのも自作の楽しみで、
太号数で大物とガチンコ勝負!!、14号で限界に挑戦!!、などどれも楽しみ

・捨て糸用ハリス

フロロカーボンの7~8号
あくまで捨てる(先に切れる)部分、安価品でも大丈夫です

・オモリ用サルカン

片側スナップのローリングタイプで、強度5kg前後を

・接続用サルカン

対象魚MAXに合わせれば大丈夫でしょう。
ヨリ取り効果の高いベアリングタイプなど、拘るのも楽しみ

・ペンチ
・ハサミ大
・ハサミ小

いずれも必須条件。(笑)

・自作足ツール
・自作サビキスケール

㊙でした。初公開!!

あると便利だし、結びの強度アップに1役!!、曖昧な間隔が的確に!!、なります。


仕掛け作りは自己責任でお願いします。
すっぽ抜け等によりケガをする恐れがありますので
十分注意して行うようにして下さい。

手順① 針を結ぶ

・フラッシャーの先端を片結びする

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スカートタイプなら適量をテープ止めするのと同じです
ハリスを結ぶ際も、バラけ無いので結び易くなります

・針の内側にフラッシャーを添えてハリスを外掛け結び

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内掛け結びでも可能ですが、フラッシャーなどの制限がありますので、簡単な結びをオススメします
又、結びコブの先端が針に対して直線になる事も重要です
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ハリスの締め込みには注意が必要です
まず、7割程度の締め込みで、フラッシャーの向きを調整し、チモトにハリスを移動します
次に、チモト内側(針に対して90度)に締め込み
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更に、結びコブの上半分を締める意味で、ハリス方向に締め込み
且つ、結びコブの下半分を締める意味で、ハリス先端方向に締め込み
最後は、針をペンチか足ツールに引っ掛けて締め込み
ハリス先端を2~3ミリ程残してカットします。
フラッシャーは針先から1~2㎝出る位でカット、チモト側の片結びもカットします

手順② 枝ハリスとしてカット

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希望の枝長より約3㎝長めの位置に折り目を付けます。
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その折り目を目安に8の字結び、コブを残してカットします。
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※8の字結びで約1,5㎝消滅します。
私の場合、先端のコブと幹糸結びの2箇所なので、約3㎝です
コレを希望の枝数分作ります
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手順③枝ハリスと幹糸を結ぶ

あまり知られていないのですが、幹糸を切らずに結ぶ方法をご紹介します
仕掛けの下側から上に向かって作ります

・幹糸に捨て糸を直結

接続は、電車結び等何でもOK、鉛用サルカンも先に結ぶと忘れず良いです。

・下から1番目の枝ハリスを結ぶ

幹糸の任意の長さ(位置)に、まず折り目を付けます
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それを目安に8の字結びを作ります
※この時の8の字結びは捨て糸側がフリーなので、比較的に簡単と思います
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軽く絞り、枝ハリスを幹糸の8の字結びと同じ方向に入れ込みます
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幹糸を更に絞り(7割程)、枝ハリスを調整し余分を無くします
3方向に締め込みます
※この時便利なのが、自作足ツール!!、壁や柱にフックを設けて行うのも便利です
汚い足ですみません(照れ)
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※枝ハリスの向きも“下向き”です、針先はできるだけ上向きですが、うまくいかない事も多いです、だから悪くも無いので、枝ハリスの向きだけは“下向き”を揃えると大丈夫と思います
※20㎝に目安の折り曲げて、コブ結びと枝結びで、約2,5㎝短くなりました
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・2番目の枝ハリスを結ぶ

幹糸の任意の長さ(位置)に折り目を付けます
それを目安に8の字結びですが……
下側には1番目枝ハリスと捨て糸、上側には切っていないスプール!!
どうしましょう?

答えは簡単!!
8の字のループを大きくして、スプールを通せば大丈夫です
この時も、折り目が目安になるので、比較的に安心して結べます
昔の事、カットした5mのハリスと格闘してた時代(笑)、絡まったまま通してて気付きこのやり方を見つけました
軽く絞り、枝ハリスを入れて1番目同様に締め込めば、2番目完了!!

・3番目からは、同じ作業の繰返しです

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・最後の枝ハリスを結び、任意の長さ(位置)にサルカンを結べば完了!!

収納
色々やって便利と思えたのは、スプールタイプ!!
収める場合は、下から上に巻きます
道糸と繋ぎ出す際に、その便利性に気付きます
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さてさて、何だかどこかの説明書みたいでした。

コレでは面白く無いので、追加説明。

どの部分も、ガチンコ結びで慣れないと苦労します。

又、針が手に刺さったり、このやり方でも絡んだり、と受難な作業!!です。

ガチンコ結びは、信頼のペンチやハサミは必須ですが、手袋などもあると助かると思います。
私自身は、慣れてて素手で行いますが、それでも、手の甲の外側に薄いタコ!!、人差し指の第一関節に切れ込み!!が出来ます。
皆様はそうならない様、ご注意下さい。

自作の足ツールは、柱や机のフックが使えない自宅以外でも、ガチンコ結びが出来る便利品です。
6ミリ程度のロープに大型サルカンを通し、30㎝弱(足に2巻き程度)のループを作れば完成です

続いて、重要な枝と間の長さについてご説明します

市販のサビキは、
枝15㎝前後
(枝から針のチモトまで)
間55㎝前後
全長は4m前後と扱い易いです。
一方、漁師のは
枝15~20㎝
間60~100㎝
全長も長くなり、扱い難いです。

そこで、私流のベストな長さは

枝15~18㎝
間60~80㎝
(サルカンから1番上の枝までも同様)
捨て糸80㎝
(最下部の枝から鉛までの長さ)

完璧な長さより、アバウトな場合が良い事もありますので、それこそ、一子一様!!
楽しみ倍増!!ですね。

それをサポートするのに、自分なりのサビキスケールなんです。
最初は設計図を書いて、定規で行うと、作り易いですよ。
慣れて自分なりの間隔が出来るとスケール作ると便利ですね。

最後にもう1つ!!
枝ハリスを後付け出来る仕掛けをご紹介します。

針結びは上記同様ですが、枝ハリスの先端をループで仕上げます。
幹糸は枝位置にハリスを二重に(3㎝程)し上下は8の字結びです。
これだと幹糸だけで組むので結び易いし、船上で思いついた枝ハリスを付けれます。

ではでは、長くなりましたが、今秋の釣果を楽しみにして、少しずつ…仕掛け作りの毎日!!…。
早く釣りに行きたい!!行かねば!!

報告?説明!! 終わります。

報告:福岡糸島店(山口 義則)

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